腎臓の役割とは
腎臓は、そらまめのような形をした握りこぶしくらいの大きさの臓器で、腰のあたりに左右対象に2個あります。腎臓は、体を正常に保つ大切な臓器で、主に以下の役割が挙げられます。
老廃物を体から追い出す | 血圧を調節する |
血液をつくる司令塔 | 体液量・イオンバランスを調節する |
強い骨をつくる |
新たな国民病「慢性腎臓病(CKD)」
慢性腎臓病(CKD)とは、慢性に経過するすべての腎臓病のことを指し、1300万人(成人の8人に1人)が患っているという統計がある国民病です。
CKDは初期症状がほとんどないから、気づいたときには取り返しがつかなくなっている場合もあります。
そして腎臓は一度あるレベルまで悪くなってしまうと、自然に治ることはありません。
放っておくと、どんどん進行して取り返しのつかないことになる恐れがあります。
健康診断で尿たんぱく陽性の方は要注意です。また、メタボ気味の方や、血圧が高い人も注意が必要です。
慢性腎臓病(CKD)のリスクがある習慣
慢性腎臓病(CKD)が進行すると
慢性腎臓病(CKD)があると、脳卒中や心筋梗塞など心血管病発症のリスクが高くなることがわかってきました。
また、慢性腎臓病(CKDが進行して腎不全になると体内から老廃物を除去できなくなり、最終的には透析や移植が必要になります。
腎臓は病気がある程度まで悪くなってしまうと、もとの正常な状態には回復しませんが、生活習慣の改善や薬物治療により病気の進行を遅らせることができます。
定期的に尿や血圧を検査することで、慢性腎臓病の早期発見と予防に努めましょう!